風邪に抗生物質は控えましょう

〇風邪の初期に抗生物質が必要になるケースは少ない

 湿度が低下しており、喉を傷めて来院される方が増えています。

 

風邪をひいたばかりでも

日本の病院では抗生物質が処方されることがたくさんあります。

 

 

一方

欧米の場合は 薬なんかでません。

十分に休養をとりなさい。

と言われて終わりです。

 

 

なぜでしょう。

それは服用する意味がないからなのです。

 

 

抗生物質は細菌にたいして効力がある薬です。

風邪の原因は細菌ではなく、ウィルスです。

したがって 飲む意味がありません。

 

逆に腸内にいる良い細菌も殺してしまったり、

多剤耐性菌(抗生物質の効きにくい細菌)を増やす原因にもなります。

 

 

しかしながら、日本では習慣的に抗生物質が処方されていました。

実際、現在でも風邪に抗生物質が有効だと思っている医師もいるようです。

「風邪に抗生物質は控えて」厚生労働省が手引書 日本経済新聞 2017年3月6日

 

 

ただし肺炎や溶連菌感染症など抗生物質が必要になるケースもあります。

 

風邪のひき始めに抗生物質が出されたら

飲まなけらばならない理由を医師に確認するようにしてくださいね。

 

 

たまはりきゅう院 院長 田巻和洋

この投稿へのコメント

コメントはありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

thirteen − 4 =

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL