ワクチン接種後の突発性難聴
現在のところ厚生労働省はコロナワクチンの副作用と突発性難聴の因果関係を認めていない
コロナワクチンの副作用で突発性難聴になった例は、厚生労働省の報告によると、
ファイザー社製ワクチンの接種後に1件、モデルナ社製ワクチンの接種後に2件報告されています。
しかし、これらの事例は、ワクチンとの因果関係があるとは断定できないものであり、ワクチン接種と突発性難聴の関連性は確認されていません。
また、日本耳鼻咽喉科学会の調査でも、コロナワクチン接種後に突発性難聴が増加することはなかったという結果が出ています。
当院の話題
当院の患者さんにもワクチン接種後に突発性難聴(難聴、耳鳴り、耳の閉塞感)を発症した例があります。
この方の場合は時間経過ともに軽快しました。
コロナワクチンの一般的な副作用としては、接種した場所の痛み、頭痛、倦怠感、筋肉痛などがあります。
心筋炎などの重症例は血栓由来のものが多く報告されており、
この突発性難聴も内耳の血管に血栓がつまたことで難聴が発症した可能性があります。
セルフでの対応
耳周囲の血流を改善すれば症状が和らぐ可能性があります。
耳を上下前後に動かす運動をする。
早めに医療機関へ受診し専門家の指示に従ってください。
たまはりきゅう院 院長 田巻和洋
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