突発性難聴の栄養療法(その1 小麦を控えてみてください)

→突発性難聴の原因は小麦かもしれません=グルテン過敏症。

 

グルテン過敏症

小麦や小麦関連の穀物製品に含まれるタンパク質のグルテンに対して体がアレルギー反応を起こすことです。

皮膚炎や下痢、頭痛、疲労感などの症状が現れることがあります。

 

小麦と突発性難聴の関連性

①小麦を摂取することで鼻炎や皮膚炎、咳などのアレルギー症状が発現することがあります。

スギ花粉症の時期にビールを控えるだけで症状が軽減することも珍しくはありません。

 

耳と鼻は耳管を通してつながっています。

 

小麦が原因で鼻炎症状が悪化すると耳の症状が悪化する可能性は十分にあります。

この場合、小麦、乳製品(小麦が合わない場合は牛乳も合わないことが多い)

を控えるだけで耳鼻の症状は改善していきます。

 

 

ほかにもグルテン過敏症が突発性難聴を引き起こす可能性があります。

②グルテン過敏症によって免疫反応が起こり、血管の炎症や血流障害を引き起こして、内耳の有毛細胞にダメージを与える。

③グルテン過敏症によって栄養吸収が悪くなり、ビタミンB12や亜鉛などの内耳に必要な栄養素が不足する。

④グルテン過敏症に伴うストレスや過労、睡眠不足なども、突発性難聴の発症に影響する。

 

小麦の負反応に気づいていない人はかなり多い

たとえば、パンを食べたりビールを飲んだ後にだるさを感じることはありませんか?

そのだるさも反応のひとつです。

頭痛が出る場合もあります。

グルテン過敏症は多くの場合、本人が気づいていません。

 

筋肉反射テストで小麦が自分にあうか調べてみる

はっきりさせたい場合は「筋肉反射テスト」で調べてみましょう。

 

方法

患者は左手に調べたいものを握って胃付近に抱える。

右手をやや前方(45度くらい)または横(90度)へ伸ばす。

術者は上から抵抗を加える

判定

身体に負荷をかけるものの場合 患者は力が抜けて抵抗できない。

逆の場合は、抵抗ができる。

パンなどを握ってテストを行い、抵抗できなければパンは身体に負担をかけると判断できる。

 

 

まとめ

突発性難聴といわれたら

小麦製品を控えるとともに、十分な栄養摂取や生活習慣の改善を行うこと、

早期治療がポイントです。

 

たまはりきゅう院 院長 田巻和洋

 

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