突発性難聴と漢方薬

突発性難聴の治療には漢方薬が効果があるかも?

 結論をいえば漢方薬を専門としている医師にかかること。

 

漢方薬が有効なこともある

 突発性難聴(耳鳴り、難聴、耳閉塞感、耳の響き)におすすめの漢方薬としては、以下のものが挙げられます。

  •  五苓散:頭痛も持っている方で体力に関係なく使える。利水効果のある生薬が含まれている。
  • 苓桂朮甘湯:体力中程度以下、メニエール病に。利水効果のある生薬が含まれており、めまいを伴う場合にも使われる。
  • 半夏白朮天麻湯:体力がなく、冷えがあり胃の弱い方に。利水効果のある生薬と胃腸を整える生薬が含まれている。
  • 八味地黄丸:体力があまりなく、高齢者の方に。血行・水分代謝を改善し身体を温める効果がある。
  • 沢瀉湯:メニエール病や突発性難聴のような急な発症に。利水効果と血行促進効果がある。
  • 桂枝茯苓丸:体力中程度以上、血の巡りが悪い人の難聴に。血行促進効果と利水効果がある。
  • 柴胡剤(大柴胡湯、四逆散、小柴胡湯、柴胡桂枝湯、柴胡桂枝乾姜湯、補中益気湯、柴苓湯など):体力、脈の力、腹診から選ぶ。肝臓や胆嚢を整える効果と利水効果がある。

上記は一例です。

 私自身前職が薬剤師でかつ和漢薬処方で有名な富山大学附属病院(元 富山医科薬科大学)に在籍していたこともあり簡単な漢方薬の知識はあります。

 

実際に軽度の風邪薬であれば希望される患者さんに処方します。

どんな処方であれ、漢方薬は特別な知識(腹診、舌診、脈診など)とともにく処方経験も必要です。

脈診の様子                

 

 

 

 

 

 

 

 

 

腹診の様子

 

舌診の様子

 

寺澤 捷年著 症例から学ぶ和漢診療学より抜粋

 

近頃の医療機関ではこの脈診、腹診、舌診をすっとばして

病名(難聴、頭痛など)だけで漢方薬を処方するいわゆる「漢方薬の病名処方」が横行しています。

漢方薬を簡単に処方する治療院先生や医師もいますが、病名治療では漢方薬の効果は期待できません。

漢方薬を処方するには処方するための手間と知識を得る時間がかかるのです。

 

保険外の漢方薬は高価

慢性的な疾患になると漢方薬を数か月単位で服用しなければなりません。

保険外での漢方処方は高価になりますし、

漢方薬を必要と判断した場合は「保険診療でかつ漢方薬を専門にしている病院の医師」を紹介しています。

 

たまはりきゅう院 院長 田巻和洋

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