飛行機にのったら耳が響くようになりました。

○今日の患者さんは30代女性。

 

 

 

 

 

・主訴は難聴

それ以外にも耳の響き、耳鳴り、耳の閉塞感、めまい(時々ゆれる)がある

 

 1カ月前に飛行機に乗ったところ上記のような異常な症状がでた。

耳鼻科に行って薬を服用しているが一月以上たっても改善がみられないので鍼灸治療を希望。

 

・医薬品

メチコバール、イソバイド

 

・その他の症状

夜間尿、生理痛、片頭痛、腰痛、背中の痛み、子宮筋腫、子宮内膜症、眠りがよくない

 

 

○東洋医学的な診断

 病院の診断は突発性難聴ということであったが、

耳の響きなどもあり耳管開放症やメニエール病などにも含まれる症状がみられた。

 

 

 

 

耳の症状は基本的に腎の変動が多いが、肝の変動の場合もある。

今回は片頭痛や子宮の症状もあるので肝の変動もあるようだ。

 

 

・治療方針

耳に関しては症状が1カ月前からということなので治療により症状の改善は期待できそうとみました。

 

難聴の症状があるので週2回のペースで治療を始めた。

 

○経過

・1回目 12月6日

 右 肝虚証  太衝 太谿  右陽池 補法

 

 

・2回目 12月9日

よく眠ることができた、耳の聞こえもよい感じがする。

 

全体としてよい反応がでているのでそのまま続けることにする。

 

 

以降 肝虚を中心に治療した。

 

 

 

 

・4回目 12月16日

耳鳴は少し気になる程度になった。

響き、閉塞感は消失。

 

 

・6回目 12月28日

耳鼻科の検査にて難聴は改善。耳鳴りが少し気になる。

 

・9回目 2月8日 

耳鳴はまだあるが気にならない程度ということで一旦治療は終了。

 

 

 

 

○考察

 

 今回は発症して1カ月と比較的早めの対応であったので経過もよかった。

診断名は突発性難聴であるが類似な症状では耳管開放症やメニエール病などもある。

東洋医学では病名による治療ではないので特に問題はない。

証を決定し治療していくだけのことである。

 

 

難聴症状は早めの対応、早期治療が重要なポイントです❗

 

今回も難聴症状が改善するまでは週2回の治療を行っています。

 

 

 

○最後に

この患者さんは子宮筋腫など婦人科疾患や片頭痛が慢性化していました。

これは経絡バランスの乱れを放置した結果です。

 

主症状は改善しましたが、

このまま治療を続けられればこれらの症状も改善が期待できます。

 

真の健康に近づけたいのであれば定期的な鍼灸治療をおすすめします。

 

 

 

以上

 

無痛のはりきゅう   たまはりきゅう院

JR浦和駅北口徒歩2分

さいたま市浦和区東仲町8-17

☎048-883-6538

http;//tama-hariq.com

 

1962

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この投稿へのコメント

コメントはありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

18 − seventeen =

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL