鍼灸治療でめまい体質を克服する(その1)
鍼灸治療の対象となるめまいは以下の症状です。
・メニエール病; 耳鳴り、難聴、めまい(フワフワ、回転性)が主症状
・良性発作性頭位めまい症:頭の位置を動かす時におこるめまい(回転性)
・前庭神経炎: 回転性のひどいめまい
・起立性調節障害:いわゆる立ちくらみ
一般的なめまいの治療に使われる薬は
アデホスやイソバイド、メチコバール、セファドール、メリスロン、(時にステロイド)などです。
めまいの種類で薬を変えるわけではありません。
一方、鍼灸治療では
めまいの種類によって、めまいの原因になっている経絡を分類しツボを変えていきます。
たとえば、
回転性であれば肝経
頭位変換時のめまいは脾経
ふわふわするめまい、立ちくらみは腎経
激しいめまい肝経の実
など細かく分類し治療法を変えていきます。
そのため、
薬では十分に治らなかっためまい症状も
鍼灸治療で奏効する例も多いのです。
また投薬治療の場合は服薬の中止で
めまいが再発する場合も多いのですが、
鍼灸治療はめまいの体質そのものを改善できるため
、再発しにくくなるのです。
関連ページ 難聴、めまい、心の病について
たまはりきゅう院 院長 田巻和洋
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