鍼灸治療で脈を整えるということ(虚の脈 実の脈)
〇経絡治療で脈を整えるということ(虚の脈 実の脈)
当院では脈の状態で身体の状態を判断していますので 簡単に説明してみます。
・虚の脈
指を軽くあて少し沈めていくと脈の輪郭がなくなってしまう脈のことです。
元気がないような状態のときに診られます。
たとえば、虚の脈がみられる状態だとめまい、倦怠感、寝汗などの症状がでることがあります。
治療をすすめると虚の脈はなくなり元気のある脈(平実)に変わっていきます。
そうすることで症状も緩和するのです。
・実の脈
指をあてると押し返す力があり、少し沈めていくとより力強くなる脈をいいます。
例えば、風邪の時、痛み、熱、食積(しょくしゃく: 胃腸の不調)があるときにみられます。
治療は実の脈が普通の状態になるようにツボを刺激していきます。
脈の状態は虚のように弱すぎたり、実のように強すぎたりすると身体にとってよくありません。
そのような状態が続くと病気としてなんらかの症状がでてきやすいのです。
例えば不妊症治療に関連して
妊娠を考えた場合、硬い脈かったり力のない脈の状態が続けば妊娠しづらいのです。
硬すぎず 程よい力のある脈の状態を維持することが妊娠しやすい状態になります。
健康を考えた場合、
つねに脈をニュートラルな状態にしておくことが重要です 😀
それを可能にするのが当院の行っている脈診流経絡治療です。
同じ鍼灸治療でも脈診をしない治療ではできないことです。
たまはりきゅう院 院長 田巻和洋
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。
- トラックバック URL
この投稿へのコメント