突発性難聴は早期治療がおすすめです。
今日の患者さんは難聴を訴える20代の男性。
○その他の症状は
夜間尿
めまい、耳鳴、耳の閉塞感、背部~腰の痛み、夜間尿、
3週間前に左側の耳の聞こえが急に悪くなったとのこと。
耳鼻科での検査の結果 低音部が聞こえにくくなっているとのこと。
2週間以上薬を服用しているが回復が見られないので鍼灸治療を考えたとのこと。
○耳鼻科から処方されたのは
ビタミンB12
ビタミンB1
アデホス
メドロール
東洋医学的には5行のうち腎の変動が耳に影響することが多いです。
耳の症状は耳鳴りや難聴、耳の閉塞感などです。
また、首~背中~腰痛など筋肉の緊張も多い、回転性の目まいがあることもあり肝経の変動もありそうです。
さらに脈診、腹診から肝虚証と判断しました。
○治療経過
・2月22日 治療1回目 肝虚 右の曲泉 補法
・2月25日 治療2回目
耳の聞こえは変わらないが耳鳴りは軽減、夜間尿もなくなる。
・3月1日 治療3回目
耳鼻科での聴力検査で低音域の聴力の回復がみられた。
以後も治療は継続中である。
○考察
春になると.難聴をはじめ、耳鳴り、
これは経絡の変動が季節に連動しているためで、
春は肝の変動が大きいのです。
今回のように治療後早い段階である程度の改善がみられる例は6割程度です。
遅いものですと半年~年単位で改善例もあります。
10回程度治療をすると治療に時間がかかるものか否かの判断がつ
一般には突発性難聴は早期治療が基本といわれます。
発症して数年年経過後に鍼灸治療にて改善する例もあります。
どんな場合でもあきらめず治療してみるのも一手です。
以上
JR浦和駅北口徒歩2分
さいたま市浦和区東仲町8-17
☎048-883-6538
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