鍼灸治療で脈を整えるということ(脈の速さ)
脈の速さはヒトによってバラバラ。
「速かったり、遅かったり。」
その脈を鍼(はり)や灸(きゅう)を使って脈の速さを整えることができます。
そうすることが、症状を軽くする近道なのです。
具体的に述べると
- ひと呼吸に4拍以上ある脈を速い脈(数脈:さくみゃく)
- ひと呼吸に4拍以下の脈を遅い脈(遅脈:ちみゃく) としています。
- 速い脈は発熱時や体力の消耗が激しい時
- 遅い脈は気血のうっ滞が激しいときや 例外的にスポーツなどをしていて肺活量が高い場合にもみられます。
例えば
当院に来院されるほとんどの方の脈は速い傾向にあります。
これは多くの方が何らかのストレスを受けることによって 身体の体力が消耗されているためだと考えています。
一方、ストレスがなくなると速い脈は遅めにシフトします。
たとえば、空気のよいところ、安心できる場所にいくとリラックスできますね。
その時の脈はゆったりしているはずです。
不妊症治療に関連して考えると
妊娠しやすい状況 つまり、脈の速さを整えることも妊娠しやすさにつながっていきます。
速い脈が続けばストレスが負荷されている状況であり
妊娠もしにくいのです。
当院では
脈がゆっくりになるように治療をすすめています。
そのため、治療後は身体がやすまるのです。
脈が速くないことが、身体にとって楽な状態です。
これを繰り返すことで、ストレスによって出てきた症状は軽減されていきます。
たまはりきゅう院 院長 田巻和洋
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。
- トラックバック URL
この投稿へのコメント