突発性難聴と顎関節
僅かなかみ合わせの変化が全身症状に影響する
虫歯治療をしたあとに突発性難聴(難聴、耳鳴り、耳閉塞感、耳の響き)を発症することがあります。
これは虫歯処置の際に歯のかみ合わせがわずかに変わったことで
顎関節の動きに変化が出て耳の聴こえ方が変わるためです。
注意したいのは、
僅かなかみ合わせの変化が全身症状に影響するということです。
ほかにも歯ぎしりや食いしばり、顎関節症など顎の不具合は耳に影響することがあります。
耳の穴の前(風当、耳珠のところ)に指をあてて口を開け閉めしてみてください。
顎の骨が動くのがわかると思います。
「顎の動きに問題はありません。」
という患者さんの中にも顎の動きが悪い方がいます。
顎関節症には以下のような筋肉の影響があります。
- 咀嚼筋(そしゃくきん): 顎を動かすために使われる筋肉で、側頭筋、咬筋、内側翼突筋、外側翼突筋などがある。
- 顎関節: 顎と頭蓋骨をつなぐ関節で、関節円板という軟骨がはさまっている。
以上から耳周囲および顎関節を意識した経穴が治療のポイントになります。
歯科の治療後に耳の聴こえが変わったと方は歯科医にも相談してみてくださいね。
たまはりきゅう院 院長 田巻和洋
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