「風邪をひいたかな」と思ったら
風邪をひいてしまったと感じたとき
どうすればよいか考えてみます。
0 何もしないでひたすら休む
欧米では風邪で病院に行っても
我が国のように薬を処方されません。
「うちに帰って休んでいなさい」と言われます。
適度な水分をとり、
十分な休息と睡眠をとるのが風邪を治すための基本なのです。
解熱剤の配合された薬(または解熱剤)を服用すると
風邪症状は長引くことがあります。
風邪の原因であるウィルスは低温のほうが生きやすいためです。
1 病院に行ってみる
昨今では
「ウィルスに対して抗生物質は無効のため」
風邪の初期に抗生物質は処方されないことが多いです。
症状が急激に悪化する場合や、微熱が続く場合は
病院へ行って診断をうけましょう。
2 鍼灸で風邪に対処する
妊娠中など薬を使いたくない時や
自然治癒力をあげて早く風邪を治したい場合にすすめられます。
鍼灸では免疫力を上げるだけでなく
急性の症状、咽喉痛や咳症状、発熱などにも対応しています。
鍼灸治療を併用する方が、
何もしないよりも改善が早い傾向にあります。
3 栄養剤で身体を元気にして回復をまつ
・プロテインの摂取(タンパク質量を増やす)
・ビタミンCをたくさんのむ
ビタミンCを飲むと身体の抵抗力があがり
風邪を治しやすくします。
身体がビタミンCを必要とする量は健康状態で大きく変わります。
(3~10g/一日当たり:ただし1gづつ30分以上間隔を開けて服用のこと)
風邪のような状態の時はそうでない時に比べて
ビタミンCの必要量が大きく増えます。
ビタミンCが過剰になると下痢気味になりますので
その手前が上限です。
3 漢方薬で風邪をさっとなおす
症状によって適切に薬を使い分ければ、
一般的な総合感冒薬よりも即効性があります。
風邪には葛根湯が有名です。
葛根湯は風邪の初期には良く効く薬ですが、
虚証(体力がなかったり)の状態だったり、
咽喉痛を伴う症状には向きません。
当院では漢方薬についての相談も受け付けております。
- まとめ
風邪症状はちょっとした風邪からインフルエンザまでさまざまです。
どういう対応がよいのか判断がつかない場合もあります。
そんなときは直接相談してみてください。
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たまはりきゅう院 院長 田巻和洋
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