突発性難聴になったら耳の動きを確認して!
→自分の耳たぶを軽くつまんで上下前後に動かしてみましょう。
耳の付け根に痛みを感じることなく動かせる状態がよい。
突発性難聴、耳鳴り、めまいなどの耳症状がでている場合の原因の一つに
耳の周囲の筋肉が緊張があります。
①顎関節の異常を改善していくことが耳症状を改善するポイント
顎関節症など顎関節の異常に関連して難聴や耳鳴りなどの耳症状が発現することがあります。
顎関節症とは、顎の関節や筋肉に異常があることで、口を開けたり噛んだりするときに痛みや音がする病気です。
顎関節症は、耳の近くにあるため、耳にも影響を与えることがあります。
顎関節症が難聴や耳鳴りの原因になるメカニズムは以下のようなものが考えられます。
- 顎関節のズレや炎症によって、内耳や中耳にある聴覚器官や神経が圧迫されることで、音が伝わりにくくなる。
- 顎関節や筋肉の動きによって、耳の中で異常な音が発生することで、自分の声や外部の音が聞き取りにくくなる。
- 顎関節や筋肉の緊張や疲労によって、血流が悪くなり、内耳や中耳の酸素や栄養が不足することで、聴覚機能が低下する。
顎関節症による難聴や耳鳴りは、一般的には一時的なもので、顎関節症の治療によって改善されることが多いです。
②側頭筋もほぐしましょう
咀嚼筋の緊張が顎関節に影響します。
咀嚼筋とは、食べ物を噛むために使う筋肉の総称です。
咀嚼筋には、咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋の4種類があります。
たとえば、側頭筋は、こめかみの部分にある筋肉で、咀嚼や顎の動きに関係しています。
顎を少し強めに噛みしめてみてください。
耳の上側にある側頭筋がもりあがるのが感じられると思います。
側頭筋が緊張したり、こったりすると、耳の周りの血流が悪くなったり、
耳管の開閉が不正になったりして、難聴を引き起こす可能性があります。
②耳の動きが悪いと眩暈がでるかも
近頃はマスクの常用で耳が固定された結果、
耳の動きが悪くなり耳症状が発現する例もあります。
耳の周囲の筋肉は、音を集めるだけでなく、平衡感覚や回転覚にも関係していることから
耳周囲の筋肉の異常がめまい症状を発現する可能性もあります。
耳の周囲の筋肉のセルフマッサージ
- 耳たぶを両手でつまみ、やさしく引っ張りながら上下左右に回します。力加減は痛くない程度にします。
- 耳たぶを離し、耳介の上部から下部に向かって指でなぞります。耳介の縁に沿ってやさしく押しながら行います。
- 耳介の後ろにある骨(側頭骨)を指で押します。骨と皮膚の間にある筋肉(側頭筋)を刺激します。
- 耳介の前にあるくぼみ(耳前孔)を指で押します。この部分にはリフトアップに効果的なツボがあります。
耳の異常は早期治療がポイント
早めに歯科医や耳鼻咽喉科医に相談して、噛み合わせや耳管の状態をチェックしてもらうことも大切です。
たまはりきゅう院 院長 田巻和洋
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